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〜お弁当づくり〜 第1章 手に入れた穏やかな日常

  • 執筆者の写真: eco
    eco
  • 2020年4月10日
  • 読了時間: 3分


 今日はピクニック。

車で1時間かけてクスノキ山登山口に行き、90分かけて頂上まで登る。

春になると恒例のイベントだ。子どもたちも、だんだん自分で歩けるようになってきたので楽しみにしている。

お弁当を作っているところに、花雫が覗きにきた。

「おかあさん、おはよぉ。プチトマトいれた?」

眠たそうな声で尋ねる。

「おはよ。うん!ちゃんとはいってるよ〜!花雫の好きな甘い卵焼きも!」

「やったー!たのしみー!」

「空蕾は起きてる?」

「おふとんで、モゾモゾーってしてる!」

「青虫さんだね。そろそろお支度しないとだから起こしてきて!」

「うん!」

 今回のお弁当のおかずは、豚コマとエノキのトマトチーズ焼きだ。

高校時代、家にあるものだけで料理をしなければならなかった時に発案したレシピ。その名の通り、材料をケチャップとチーズで炒めるだけだ。隠し味には、ほんのりソースを。

簡単で子どもウケがよく、冷めても美味しいので重宝している。

そのほかに、キノコバターミソスープを魔法瓶に移し、甘めの卵焼き、ブリの甘麹漬けを焼く。

おにぎりは、おかか・クリームチーズ・揚げ玉を混ぜて醤油で味付けしたものと、明太子・紫蘇・塩昆布を混ぜたものを握り、ワックスペーパーに顔を描いて可愛くラッピング。

野菜はブロッコリー・キャベツ・かぶ・にんじん・プチトマトを、スチームで温野菜サラダにする。魔法の野菜ドレッシングは、シェフ直伝の企業秘密だ。

みんなでつっつけるように、大きなお弁当箱にパパッと詰めて、完成!

「ウシ!できたぁ!」

みんなで作ったヨモギの葉で染めた薄緑の水玉風呂敷で包み、リュックに詰め込む。

水筒には、3年熟成された梅ジュースとドクダミとシナモンのお茶を、つめたーくしていれる。予備にペットボトル一個の水も持って行こう。

「花雫と空蕾、着替えさせたよ。」

「ありがと。お弁当できたよ!」

「すごいねえ。えらい!」

みんなの準備ができたところで、出発!

「おかーしゃん、きょう、どこいくの?」

「お山に登るんだよ〜!空蕾歩けるかなぁ?」

「ぼく、もっと、ねていたかったのに、みんなはやおき、なんだもん。はぁ。」

3歳時にため息をつかれ、苦笑する。でも、登山口につけば覚醒することをわたしは知っていた。

「ハナはね!きょうはじぶんであるく!」

「えらいえらい!」

「ちょうちょさんとナナフシ、いるかなぁ?」

「ふふ。いるかもねぇ〜!」

なぜか呼び捨てのナナフシだが、きっとみつばちバッテリーに登場したからだろう。ブームのようだ。

 目的地に着き、車から降りると、

「わぁぁお!!おやまのとこだ!!!」

と、さっきの説明を聞いていなかった空蕾がはしゃぐ。

「ねえねえ!!ソラ、さき、いっちゃうよ!?」

「ハナもいくよー!」

「待って待って、リュック2人とも背負って!」

「あ!わすれてたー!」

自分の背中より大きなリュックの中身は、ズバリお菓子だ。ピクニックには好きなだけ持っていけることになっている。が、いつも食べ切れないのがお決まりだ。

ユサユサと揺らしながらトテトテ歩く2人は、仲良く手を繋いでいた。

ゆっくり後ろからついて行くのだが、すぐ追いつくことになるだろう。

まだまだ道のりは長い。




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