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〜ドライフラワー〜 第1章 手に入れた穏やかな日常

  • 執筆者の写真: eco
    eco
  • 2020年4月23日
  • 読了時間: 2分

 昔から、もらった花束をドライフラワーにしてアクセサリーにすることが好きだ。

想い出を風化させないように、レジンで固めて身につける。

そうすると、いつまでもその時の感情が蘇るようだった。

高校の卒業式、わたしは誰よりも多く花束をもらった。

大きなものから小柄なものまで様々だったが、どれも素敵な可愛い花たちだ。

ネックレスやイヤリング、髪飾りにして今でも使っている。

 レジンの扱いは難しく、すぐベトベトになってしまったり、着色が上手くいかなかったり、気泡ができてしまったり、思い通りにはいかない。

また意外と高価なので、学生時代は100円ショップなどで凌いでいた。

そんなことがあってか、一時は嫌になってしまい、離れていた期間もある。

だが、不思議なことにふとやりたくなる瞬間がやってきたりする。

しばらくものづくりをしていなかったわたしは、押し入れの中のカラフルな缶ケースに入っているドライフラワーを取り出して、作品を制作することにした。

 目に留まったのは、10年前に両親の錫婚式に使ったブーケ。

今年は磁器婚式だそうだ。

ちょうどプレゼントに困っていたので、母にこれを贈ろう。

あっと思い出す。知り合いにもらった岩絵具があったことを。

これをレジンで封入したら、陶器のような質感で表現できる。

ぴったりだ。

インパクトのある赤いダリアを使って、ネックレスの製作にとりかかる。

パターンは、昔作ったものと同じにすることにした。

小さな涙型の金枠に花と岩絵具を置き、その上からレジンを垂らす。

UVライトで固めるだけで完成だ。

が、説明は簡単でもその通りに行くわけではない。

金枠に合わせて花びらを切ることが1番の難関だ。

上手く切り取れたら達成感に満ち溢れる。

 1時間も格闘していると、小ぶりでかわいらしく且つ落ち着いたネックレスができた。

きっとこれで想い出は消えてなくならないだろう。

花も記憶の中だけじゃなく咲き続けられる。

想い出のカケラを集めて、わたしはできている。

花束を通して、人は繋がりを感じられるのだ。

花はそんなことを教えてくれる。

 えこーで初期の錫婚式で奮闘したのはまたの機会にしよう。



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